1900年代フランスのアンティークドレス。
目の詰まった張りと柔らかさのある真っ白なコットン。
さらっとしたさわやかな肌心地が、着ていて気持ちの良いロングドレスです。
一針一針丁寧に描いた、2種類の葉の手刺繍のレースと、細かく生地を寄せたギャザーの組み合わせが素敵なデザイン。
遠くから見ても立体的な美しい装飾に目を奪われます。
細いパイピングがされたアームホール。
ドロップショルダーから弧を描いた袖のパターンがこの年代ならではの作り。
スカラップの縁取りが可愛らしく、葉のレースで出来たスタンドカラーで甘さを抑えたディティール。絶妙です。
裾の端まで並んだ種類の揃った小さなシェルボタンで前を閉じます。ドレープが綺麗なので羽織としてもお洒落。
後襟のレースの柄合わせも見事です。大切に作られたこと、丁寧さが覗えます。
生地の状態も張りがあり丈夫、保管状態も含め本当に丁寧に扱われています。
優しく手洗い済。
ゆったりとした身幅ですが、首周りと二の腕位置にくるアームホールの大きさが9号サイズ程度。
裾上げ無料で承ります。
ご購入後にご希望の着丈又は総丈をお知らせくださいませ。
ミシン目を解くと生地にダメージがかかる布地ですので、裾の縫い代幅はこちらで判断し、現状と同じミシン縫いで仕上げます。
着丈の計測がやや高い位置での後ろネックラインから裾までの計測になりますので、ご希望の着丈よりも2㎝前後長めにお見積りをおすすめします。
ご相談もお気軽にご連絡くださいませ。
平置き寸法(㎝)
首周り35
肩幅53.5
アームホールおおよそ35(脇下の腕周りでは無く、ドロップショルダーなので二の腕周りの位置にきます)9号サイズのモデルが着用してサイズ調度良く、きつく感じませんでした。
身幅63
着丈(後ろネックラインから裾)145
総丈150.2
袖丈54
マネキン9号サイズB83 W64 H91
モデル身長164
優れた状態。
アンティーク感はございます。
前立てのスカラップ刺繍の葉のレースに、小さなもともとの繋ぐ修理。糸はポリ糸の様ですがよく見ないと気づかないです。
また、白い塗料(ペンキの様なもの)が垂れた跡があります。右前お腹よりやや下辺りのレース・ギャザー部分、裾に1箇所のみ。白地に白なのでこちらも目立ちません。
後ろ裾の縁に1箇所切れ箇所。
私が手縫いで修理した箇所が複数あります。
ギャザー生地が身頃よりも薄いため小穴が複数見られ、ギャザー生地の流れに沿うように横にタックして、目立たない様に小穴をふさぐ修理、小さな切れは細かくジグザグにステッチして裂けないようにしています。
後ろヨーク下に1つ、左後ろスカート部分の小穴や切れを繕う修理など、複数箇所小さな修理があります。なるべく写真に全て写すようにしていますのでご確認くださいませ。
シミや使用に伴う黄変など無く、全体的にとっても綺麗です。レースの状態も良いです。美しく、この状態で見つけるのは稀です。